破局のきっかけ

センスの良い悪いはあるものですが、その判断基準は人それぞれです。
ある人にとってとても良いものに思えるものでも、別の誰かにとっては非常に不恰好で顔をしかめてしまうようなものであることも当然あるでしょう。
大多数の人にとっては良くないと思うものでも、誰か一人にとってはどうしても手に入れたくなるものだということもあるのです。

人の好みやセンスは生まれついての感覚によるもの、あるいは成長していく過程において自分の中に少しずつ定着していった考え方です。
自分一人の中だけであってもセンスや好みは変化するものです。
そのため、誰かとそれらを比べてみようとすると、完全にぴったりと一致すると言う事の方がおそらく稀でしょう。

友人でも恋人でも、自分とはセンスが異なるという人は沢山いるはずなのです。
友人であればセンスが違っても特に問題となる事はないでしょう。
意見が衝突することはあるにせよ、共に生活している訳ではない友人同士のセンスが合わなくても大した支障はありません。

しかしその一方で、恋人や夫婦となると少々深刻な問題へと発展する場合があります。
例えば恋人同士が同棲しようという話になった場合、センスが合わない男女同士だと部屋のインテリアを一つ決めるだけでもどれだけの意見の食い違いが起こるか分かりません。
毎日着る洋服や見たいテレビ番組の種類、少しずつ増えていく家具の雰囲気など、お互いに合わないと思う点がいくつも出てくるでしょう。
そこでどれだけ譲歩し合えるかはその後の関係に大きく影響してきます。
万一どちらも譲る事が出来なければ、最悪の結果を迎えてしまう事さえあり得るでしょう。

仮にここまで現実的な場面でなくとも、センスの違う異性との出会いは至る所に溢れています。
出会いアプリのようなスマホアプリを使ってみれば、知り合う異性の数は普通に生活しているよりも格段に多くなるでしょう。
しかし出会いが多いと言うことは知らないセンスや感覚と接する機会が多くなるということでもあります。
現実でもアプリでも、相手にどれだけ歩み寄っていけるかが重要な問題になっていきます。